8月21日(水)曇りのち雨 32℃

 5時ごろ起床、散歩はなし。

 草引きに来てくれる祖父のために麦茶を用意しに行くと、百日紅の木の下あたりに、まだら模様の小さな卵の殻半分。障子には大きなかまきりがいる。近づいて手をぱくぱくさせると、ぱっと手の方を見る。おもしろいので左右交互に繰り返してしばらく遊ぶ。おかげで蚊に刺された。

 8時前、母と二人で家を出てコロナワールドへ。映画『新聞記者』を観るため。8時半からの上映で、着いたのは40分ごろ。本編上映にぎりぎり間に合う。

 映画としてはどうなのか、ドキュメンタリーにした方がよかったのでは、という声も上がってい(るのを見)たが、個人的にはおもしろかったと思う。主人公の吉岡を演じているのが韓国人であることに必然性がないと言っている人も見たが、日本人が演じることにもまた必然性はないんじゃなかろうか。個人的に気になったのは、官僚・杉原の話し方。国家の側に立つ、つまり権力を身につけているときは、吉岡に対してため口で、上から目線で話すが、そうでないとき、つまり一人の人間として吉岡に対峙しているときは敬語を遣っている。これは当然意図的なものだろうな。

 吉岡をはじめ、杉原の家族(妻)、神崎の家族(妻、娘)と、間接的な犠牲者が全員女性であるところも示唆的。物語で生まれてくる杉原の子どもも、駄目押しのように女だ。

 「首相案件」絡みで何人も人が死ぬのに、当の首相や政治家たちが全く登場しないのがかえって不気味だった。これが、この国における、人々と真実との距離だ。

 終わったのは10時半。明日父が親戚の法事に行くので、お供えを買おうとスーパー部分に行ってみるが、大したものはなく諦める。ただしタカキベーカリーのパンは山ほどある。いつも行くスーパーでは見かけないものがいろいろあって、二人して大喜び。オリーブオイルのフォカッチャ、ガーリックフランス、デニッシュ食パン、りんごとくるみの石窯パンを買う。水分補給用のジュース(母パイン、私すいか)、昼食のスープ用の生クリームと牛乳も買う。物産コーナーに近所の餅屋さんの餅があって驚く。取り扱い範囲はどれくらいなんだろう。

 その後、果物店でお供えのみかんを買って帰宅。この果物店の隣には、フルーツサンドやジュースの店もあった。

 帰宅すると、家の中にトックリバチがいる。宅配便の人が来たときに入ってそのままらしい。スプレーをかけ、弱ったところを外に出す。

 昼食後昼寝。やたらと暑い。

 起きると16時。母が洗濯物たたみ大会の開催を宣言する。

 18時半ごろすごい雷。おそらくいくつも落ちている。すごい雨も振り出す。あっという間に庭が湖になる。雷がこわいので弟の腕をつかんでいると、こっちにしろとばかりに青ピクミンの抱き枕を差し出される。

 台風11号発生。

 母が寝た後論文まとめ。22時半ごろ就寝。