8月18日(日)晴れ 37℃

 5時半ごろ一度起きるが二度寝してしまい、7時ごろ起床。散歩はなし。

 新聞を取りに行く。門の下のセミは食べられていない。よく見ると、アリがセミを埋めようとして断念した形跡がある。土だの石だの草だのが運ばれてきていて、山ができているのだ。セミ自体も動かされている。しかしアリたちはもうやめようぜという感じで、行列をつくって別のことをしている。

 お勝手に卵を取りに行くと、入り口の前にかえる。どこに住んでいるんだろう。

 午前午後と論文読む。

 夕方、Sちゃんのおばあさんが冬瓜を持ってきてくださる。早速夕食に使う。葛あんかけ風。

 19時半ごろ、母と二人、縁側の前で花火をやる。もう何年もほったらかしてあった花火。そのまま捨てるのも危ないし、どうせなら全部やってしまおうということになったのだ。母、スパーク型の花火に火をつけて、「散歩行ってくる」と歩き回ったり、ススキ型の花火を持ってくるくる回ったりする。 

 線香花火をしていると、近くで花火を打ち上げる音がする。顔を上げると、続けざまに何発も上がる。AさんのところかS子さんのところ。ぱたりと終わる。待ってみるが続きはない。しばらくろうそくの火を眺める。母が私に、吹き消すように言う。「1歳の誕生日」。

 部屋に入る。母、入浴前に、入浴剤はどれを入れたいか聞きに来る。母は、自分が入浴するときにまだ入浴剤が入っていないと、どれがいいか、こうしてわざわざ聞きに来てくれるのだ。クナイプのにする。

 入浴後、母と二人で癌の名医の手術の番組を観る。普通に内臓を映している。いつのころからか、モザイクもかけずにこうして内臓を映すようになった。切る部分はモノクロにしてあったりするが。結局、人間の肉も肉だということだ。

 布団を敷いた後、母が「そうだった。忘れとった」と言って外に出る。月を見ようと思っていたらしい。母と入れ違いに、私も外に出てみる。昨日のように大きくはない、白い月。うろこのような雲に包まれていた。

 22時半ごろ就寝。

8月17日(土)晴れ 36℃

 5時ごろ起床、5時45分ごろ母と散歩へ。外に出ると、門の下に猫が寝そべっている。ホワイトソックス、グレーにしましま。前に見たことのあるやつ。じっと見ていると、そそくさとどこかに行ってしまう。

 赤道を西に行くと、数日前に会った、訓練された作り笑顔の人にまた会う。今日もあの妙な笑顔。すれ違ってかなり経ってから、母と、やっぱり妙な笑顔だったという話をする。何かの勧誘の人なのではと話すと、母は、デパートの化粧品売り場やエステの人ではないかと言う。

 折り返し地点の鉄塔近くの借家から、外を見ているおじさん。カーテンのない縁側の窓を開け、縁に出した椅子に腰かけているのを、ときどき見かける。白い下着の上下が、窓枠の中の闇にぽっかりと浮かび上がっている。

 散歩中に母が話していた木を、帰宅後に見に行く。葉っぱからいい香りがするらしい。葉っぱをちぎってみると、スパイシーな香りがする。

 昼食はパンチのラーメン。帰宅途中ローソンに寄ると、向かいの駐車場で車が脱輪している。後輪が車止めを突っ切って、田んぼの方に落ちているのだ。駐車場に高さがあるから浮いてはいるけど。どうしてああなったんだろう。

 帰宅。縁側の前の柱にあった、セミの抜け殻がなくなっているのに気づく。台風で飛んで行っちゃったんだな。

 母、ローソンのフローズンドリンクと格闘。レンジで温めて飲むやつ。アイスだと思って買ったら違った上、バタークリームのような味がするらしく不満そう(結局下の弟が食べた)。

 父によると、S雄さんの犬の散歩は5時に繰り上がったそう。暑いかららしい。いつもは車庫にいる柴犬が、今日は玄関の中にいたとのこと。父によると、きりっとした無表情の犬らしい。

 父と書店へ。寒いくらいに涼しい。父、京極夏彦の新刊、坂口安吾の作品集、東京芸大の本、『文学界』(村上春樹のインタビューが掲載されている)を買う。

 帰宅後、杉浦日向子『合葬』を読みながら昼寝。起きると、ちょうど母が冷えたみかんを持ってきたところ。半分こして縁側で食べる。おいしい。 

 夕食後、今日に延期になっていたC新聞の花火を観に、母と出かける。19時ごろ。門の下にセミが一匹死んでいて、アリたちがせっせと仕事をしていた。

 中学校から西に行ったところの歩道橋から、花火がよく見える。前方後円墳のようなもの、円の輪郭が時計回りに光るもの、大きな円で、どんと光ってからスマイリーの顔だけが残るもの(ものすごくシュール。まさにbig smileだ)。花粉のような大輪。20時までだと思ったら20時半までで、でも終わったという感じのない、要するに明確なクライマックスのない、変な終わり方だった。大きく真っ赤で不穏な月が出ている。

 帰り、中学校の前のコンビニに寄る。母は梅酒とミレーフライ、私はフローズンヨーグルトを買う。

 帰宅すると21時。フローズンヨーグルト食べる。おいしい。弟にひとくちあげる。昼、弟がスイカバーをひとくちくれたので。

 23時ごろ就寝。

8月16日(金)雨のちくもり 34℃

 夜中、すごい風の音で目が覚める。でも去年の9月の台風ほどではない。

 7時ごろ起床。散歩はなし。

 今日は夕方祖母の家に行ってごはんを食べるので、持っていく料理(柿の葉寿司、ゴーヤの塩昆布あえなど)の材料、お供えなどを買いにスーパーへ。「生えてる鳥」はいない。シャインマスカットを見つけるが、粒が小さい上高い。それでも誘惑に勝てず、粒が大きめのものを見繕って買う。お供え用。ゴーヤはいいものがなかったので農協へ。道中「生えてる鳥」が「生えてる」ポイントを通ると、「生えてる鳥」が「生えて」いる。地面をじっと見つめているので、えさをとっているのかもしれない。

 農協へ入るとシャインマスカットがある。粒が大きい。2房で2500円。さっき買ったのは1房1980円。母と二人、しまったと思う。結局、お供え用にシャインマスカットと桃(2種)の詰め合わせ(2500円)を買う。こんなのもらったらくれた人のこと好きになっちまうな。

 帰宅後昼寝。

 17時ごろ、家族5人で祖母の家(母の実家)へ。I家やYくん一家も来るはずだったのだが、いろいろと行き違いがあったため、結局うちだけに。の、はずだったのだが、行ってみるとMさんと小さい人[従弟]が来ている(Yくんは仕事らしい)。うちから持って行った料理に加え、祖母お手製の串カツ、サラダ、鶏肝と心臓の煮物など食べ、食後にコーヒーとMさんが買ってきてくださったシフォンケーキいただく。

 小さい人は最近仮面ライダーが好きらしく、おもちゃを大量に持ってきている。母、小さい人と仮面ライダーのおもちゃで遊ぶ。ジュースをモチーフにしたおもちゃがあり、それにはオレンジらしき絵がついている。母がそれを指して「うんしゅうみかん」と言うと、うんしゅうみかんを知らなかったらしい小さい人はぽかんとしていたそうな。

 ちなみに、今日新しいことば(食べ物)を知った人はもう一人いる。それは祖母で、その食べ物とはケッパー。柿の葉寿司にケッパーを入れたと言うと、ペッパーと間違えた挙句、「ケッパーって何?」と延々繰り返していた。「何って…スパイスかな」「ふーん。…で、ケッパーって何?」吹き出しかける弟。あやうく料理の上に吹き出すところだった。

 20時半ごろ辞去。帰宅後、金曜ロードショーの『千と千尋の神隠し』を途中から観る。

 24時ごろ就寝。

8月15日(木)曇りのち雨 32℃

 朝方(4時ごろ)すごい風。母が窓を閉めたり選択物干し竿を倒したりしている音をぼんやりと聞く。少し肌寒い。

 5時ごろ起床、渡り廊下のすだれ外し。母屋の屋根の隙間にハチの巣見つける。まだ風はそんなでもないので、5時50分ごろ母と散歩へ。帰宅後、父にハチの巣の場所を教え、壊してもらう。

 台風10号による風雨は夕方ごろからひどくなるらしい。K川祭りは中止。匿名花火は謎のままだ。

 9時半ごろ、母がクマゼミの死骸を見つけてくる。母、下の弟が作ったシーサーと対にして、クマゼミを槙の木に引っかける。台風で飛んで行っちゃうぞ。

 扉固定、雨戸も閉める。渡り廊下のすだれの残りを巻き上げて縛る。

 14時からの『科捜研の女』再放送を観ながら寝てしまい、起きたら16時。断続的な突風と大雨。そんな中友達に会うと言って、車で出かけていく上の弟。アホだなあ。

 夕飯のとうもろこしのチヂミ、かぼちゃのグリル作る。母はかますの南蛮漬け、漬け卵用のゆで卵作る。

 20時ごろになるとさすがに風も雨も強くなる。22時ごろ就寝。

 

8月14日(水)晴れ 36℃

 5時ごろ起床。なぜか母よりも先に下の弟が起きてくる。ゆうべは1時ごろまでゲームをしていたらしいのに(ブレーカーを落とされたのがわかったみたいだ)。

 5時45分ごろ、母と二人で散歩に出る。「生えてる鳥」コースを歩くが、「生えてる鳥」はいない。赤道に出て西へ向かい、交番の方へと曲がって、昨日と同じルートを通って帰る。今日はコッカースパニエルはいない。Sちゃんちの柴犬は今日も吠えない。顔さえ上げず、両目をほそめて寝そべっている。実はこの犬の顔が見たくてこのルートを来たのだった。

 今日はH神社の夏祭り。朝から準備をする音や人の声が聞こえ、マイクテストの声もする。10時半ごろには音楽も流れだす。

 台風10号が近づいているので、外にある資源ごみを出してこようということになり、11時ごろから新聞紙を束ねたりアルミ缶を集めたり。その途中、倉庫の中を歩くアシナガバチを発見。母が倒す。このあたりに巣があるんだろうか。戸袋の中に巣をつくったりするからねと言い合う。

 資源ごみを出しに行く。帰りに「生えてる鳥」見かける。

 H神社の南を通ると、Sさんがいらっしゃる。Yさんもいらっしゃるはずだがわからず。

 帰宅するとまたハチがいる。巣の材料を集めているようなので、どこへ戻っていくのか尾行していくと、桜のあたりをうろうろしている。そのあたりの木の葉の上を行ったり来たりして休んでばかり。桜の根元にある謎の木の葉にはセミもとまっている。

 家に入り、T子さんのすいか食べる。おいしい。

 昼食後、15時ごろまで長々と昼寝をしてしまう。風が強くなってくる。

 8日にハチに刺された母の手が、昨日からまた腫れている。お盆でもやっている皮膚科を探すが見つからない。筋や骨が埋まってつるりとし、一見すると若返ったような手に、母は「こうなってくるとこっちになりたい気がする」と言う。

 17時ごろ、母と弟と3人で、隣の神社の出店へ。焼きそば、串カツ、焼き鳥、フランクフルト買う。焼き鳥や串カツの担当はK田さんとK鉄工さん。焼きそば1パック100円だって。価格破壊もいいとこだ。持ち帰って家で食べる。これが夕食。

 18時ごろ、太鼓の演奏を観に再び神社へ。T子さんに出会い、すいかのお礼をお伝えする。太鼓が終わった後、Sさんに出店の無料券をいただく。父所望のポテトフライが目の前で売り切れたので、しかたなくジュースにする。Yさんは輪投げの係で、小さい子どもたちに群がられていた。曰く、「やんちゃ坊ばっかやで」。私たちが盆踊りをする間、ジュースをYさんに預けておく。

 19時ごろから盆踊り。Sさん、浴衣に着替えていらっしゃる。私たちも踊りの輪に入る。曲は「かわさき」「春駒」「ヤッチク」。「かわさき」は予習していたのですぐ踊れる。「春駒」と「ヤッチク」は見よう見まねで踊る。Sさんが振りを教えてくださる。Sさんはこの後小学生に群がられながら振りを教えていらした。人の輪は二重三重ですごい人数。神社の境内いっぱいだ。村中の人が来ているのではないか。何も考えずに踊ると、手がすぐに隣の人に当たってしまう。曲が止まらないように、3曲が無理やり繋いであるので、切れ目がなくていつまで続くのかわからない。発電でもさせられているような感じ。奴隷がぐるぐる回しているあれの一部(という感じでもある)。

 盆踊りの参加賞(これがあったからみんな踊ったのだ)は食べ物だったのでいらないと思ったが、餅屋さんのわらび餅とわかって一転ほしくなり、もらいに行く。

 次はビンゴ。洗濯洗剤がほしかったのだがビンゴにはならず、母と二人、参加賞のゴミ袋をもらう。

 ほとんど満月になった月が、大きく丸く出ている。見ているうちにどんどん動く。神社の前にある家の屋根からほんの少しだけはみ出していたのが、みるみるうちに全身を見せ、屋根との間に身体一個分の余裕をあけさえする。まるで誰かが棒の先に月をつけて動かしているみたいだ。

 ビンゴカードになかなか穴をあけられない母は、退屈したのか、ビンゴカードに息を吹きかけ、くるくる回して遊ぶ。

 夕方強く吹いていた風はいつの間にかぴったりとやみ、時折吹く風は至極優しく、不思議に涼しい夜だった。帰宅すると20時半ごろ。T子さんのすいかの残りを食べる。

 22時半ごろ就寝。

8月13日(火)晴れ 37℃

 4時ごろ母に起こされる。私を起こす前にしばらく空を見ていたらしい母によると、街灯のせいか明るすぎて流星群らしきものは見えなかったとのこと(もしかしたらそうか? 程度のものはひとつあったらしいが)。諦めて2人して二度寝

 5時ごろ起床、5時半ごろ母と散歩に出る。母曰く「生えてる鳥」は襲ってくるのでこわいらしく、S会館北の道を入っていけばおそらくやつらがいるので恐ろしさを体感できるとのことだったが、今朝はローソンに牛乳を買いに行きたいので、明日の朝「生えてる鳥」コースを行くことにする。ベイブの犬はいない。

 赤道を西に歩いていく途中、すごいほほえみの方とすれ違う。すれ違う方には必ず挨拶をする私たち、この方にももちろん挨拶をする。どういう人だろう。なんというか、作り笑いをするのによく慣れているという感じの、よくできた、しかしあくまで人工的な笑いだった。

 赤道を戻ってくる途中、交番の方へ曲がって、ローソンへ向かう。Yさんの家の前を通り、道を渡り、墓地の前を東に曲がって。墓地の中でひときわ大きな墓はT家のものだろうか。今日は墓地供養があるので、こんな朝早くから掃除にいらしている方々がいる。ローソンのはす向かいにある家々の中の一軒で、コッカースパニエルが吠えている。ローソンで牛乳一本買う。

 帰り道、Sちゃんの家の前を通ると、柴犬が寝そべり、顔だけ上げてこっちを見ている。おとなしく、思慮深そうな顔。

 11時ごろスーパーへ。いつもの田んぼ(と言っても、稲は植わっていない)に「生えてる鳥」が「生えて」いる。スーパーの魚売り場にはむつ(目が大きくてこわい。うろこが取ってある)、かます(目がかわいい)、うなぎの肝(血まみれ)。かますとうなぎの肝買う。台風に備えて、電気を使わなくても食べられるもの(パン)も買う。タカキベーカリーのもの。シナモンロール買ってもらう。駐車場のすぐ東にハス畑(レンコン畑)があるなんて知らなかったな。

 スーパーの後はお肉屋さんへ。昼食は冷しゃぶのせ冷麺。つけ麺用の麺使う。これが食べでがあって、結構よくおつとめされていて便利なのだ。

 昼食後、水鉢に水を飲みに来るハチ(スズメバチらしき大きいのと、アシナガバチらしき小さいのがいる)を待ち伏せし、殺虫剤(だのヘアスプレーだの)をかける母。私は私で、ハチが来たと報告したり、水鉢を水でいっぱいにすれば死角がなくなるよとアドバイスしたりする。

母「こういうことにすごく熱心になるわたしたち」「もういい。こんなことしとったら埒があかん。もうひとつおもちゃ(スズメバチ用のピストル型殺虫剤)買ってこないかん」

 14時ごろから掃除機かけと拭き掃除。朝は快晴だったのが、ぐんぐん雲が流れてきて、みるみるうちに曇ってくる。掃除後、弟の部屋のあたりだけブレーカーを落とす(ゲームやりすぎのため)。

 15時ごろ、ほんの一瞬雨。あっという間に乾いてしまう。

 T子さんのすいか食べる。父母私の3人で半分と少し。甘くておいしい。プールで泳いだ後のように気だるくなり、昼寝する。17時ごろ、汗ぐっしょりになって起きる。

 ゲーム機の電源が入らないことに気づいた弟が、「電気とった? 返して」と言いに来たそうな。雷さまがおへそ取るんじゃあるまいし。そんな簡単に電気を取ったり返したりできてたまるかい。

 18時ごろから風が出てくる。夕方の風がめっきり涼しくなった。母と郡上踊り(かわさき)の練習する。動画を観るついでに母の牛肉臭について調べると、黄熱病の人からは肉屋のにおいがするという記述に行き当たる。そんなアホな。

 23時ごろ就寝。

8月12日(月)晴れ 35℃

 5時半ごろ起床、散歩なし。新聞によると、明日未明ペルセウス座流星群が見ごろとのこと。今日は早く寝て、明日は4時に起きることにする。

 暑いけれど、一山越えたという感じがする。論文、やっと読み終える。

 K(隣町)花火のチラシ、5枚も入っている。昼食を食べながら、メッセージつき花火のメッセージを読む。「78 匿名(3発)」。これは何かの合図か。それともこれに乗じて殺人が行われるのか(銃声を花火でカモフラージュ)。恐らく幼児と思われる人物に、計8人から贈られた計6発の花火。彼にいったいどんな功績があるというのだろう? 私なんてもう24年も生きているが、花火なんて一発たりとも贈られたことがない。どんな徳を積めば6発も花火を贈られるのか。そもそも花火とは一発いくらくらいからなのか。おじさん[花火経験がある]に聞いてみることにしよう。

 花火プログラムにある、4号玉型物。スマイルやハートすらあんまりきれいに打ち上らないのに、ねずみやりぼんねこ、うさぎなんてどだい無理だと思う。しかしりぼんねこってなんだ……? と考えていて気づいた。キティちゃんだ。ということはねずみはミッキーかもしれない。

 母、縁側で洗濯物をたたむ。槙の木のあたりにハチが来る。今日の午前中、母はハチにヘアスプレー(スーパーハード)をかけたらしい。そうしたら急に飛び方が覚束なくなったそうな。進言したのは私なのだが、まさか本当にやるとは思わなかった。そのハチかどうかわからないが、アシナガバチが飛んでいる。この間母が刺されたあたりの巣に住んでいたやつらしく、巣のあったあたりをうろつく。母はムラサキシキブが伸びすぎ、あれは切っちゃっていい、と言い、早速切りに行く。そこにアシナガバチより大きいハチ。槙の木の幹にとまっている。スズメバチが巣の材料をとっているのかもしれない。母、殺虫剤をかける。が、向かい風が吹いて全部こっちに戻ってきたので、発射地点を変えてかけ直し。母は庭の木の剪定をするので、ハチがいると困るのだ。この間もそうして刺されたのだった。庭師さんはハチをどうしているんだろう、と言う母。Yさんに聞いてみたら? と言う私。

 18時ごろ、飲み会に行く父を新G駅近くまで送っていく。家を出ると、門の外にスズメバチの死骸が落ちている。さっき来たやつだろうか。

 道中、王将の前あたりで事故、I町のあたりで故障車。

 帰宅後、届いたとうもろこしの実を削ぎ落す作業をする。小公女セーラみたいに、蟹工船みたいに、延々と。

 留守中T子さんがすいかを持ってきてくださった由。小さめなのにずっしりと重い、中身のよく詰まったすいかだ。今日はAさんからおはぎもいただいた。粒あん、きなこ、抹茶、黒ごま。粒あんをまぶした上にさらに粒のままの小豆をみっしりと貼り付けたものを気に入る。明日の朝ごはんにしよう。

 巨大な台風10号(名前はクローサ、現在650ヘクトパスカル)が近づいているので、早いうちに買い出しに行ったり、飛ばされそうなものを片づけたりしようと話し合う。

 寝る前。母から牛肉(生)のにおいがする。急いで着替えに行く母。母は去年だか一昨年だかに汗だくになった自分からゆでたてのとうもろこしのにおいがしたらしいのだが、とうとう飼料からそれを食べる方になってしまった。

 23時ごろ就寝。